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北海道大学発ベンチャー ジーンテクノサイエンスが株式公開いたしました


河南代表取締役社長


 2001年(平成13年)創業の北海道大学発ベンチャー、株
式会社ジーンテクノサイエンス(代表取締役社長河南雅成氏)が、11月30日(金)に東京証券取引所マザーズに上場しました。
 同社は、本学遺伝子病制御研究所の研究成果を事業化する目的
で設立されました。未だ有効な治療方法がない希少疾患や難治性
疾患分野でバイオ医薬品開発を目指し、人々のクオリティオブラ
イフの向上に貢献する事業を柱としています。一方で、創業3年
目に代表者として経営に参画した河南氏がバイオ後続薬(いわゆ
るバイオ医薬品のジェネリック薬品)の開発をもう一つの事業の
柱に加えました。同社では、このバイオ新薬事業とバイオ後続品事業を両輪とする体制をハイブリッド事業体制と称しています。直近では、大手製薬メーカーと共同開発した(がん化学療法の副作用である好中球減少症を治療する)バイオ医薬品について、共同開発先が製造販売承認を取得し、同社のバイオ後続品事業の拡大に貢献するものと大いに期待されます。こうした事業を軌道に乗せることで、平成27年3月決算には単年度黒字化を目指しています。
 今回、株式公開に到達した大きな要因としては、河南代表取締役社長はじめ、経営陣が業界に精通しており幅広いネットワークを持っていたこと、時間との勝負でもある後続薬事業においてベンチャーの強みを活かして迅速な意思決定がなされたこと、開発競争が続く薬品業界にあって高い成長が見込まれるバイオ医薬事業にいち早く参入したことなどがあげられます。
 医薬創薬分野でのベンチャー企業成功の難しさが、予てより指摘されてきました。そうした環境下におかれた同社の株式公開によって、経営戦略の重要性とバランス(研究開発、経営管理、営業)のとれた人材の参画という“解”が研究開発型ベンチャーに大いに参考になりそうです。


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