ご挨拶


北海道大学は4つの基本理念である「フロンティア精神」、「実学の重視」、「国際性の涵養」、「全人教育」を建学の精神として掲げ、研究、教育、社会貢献等の活動を推進しています。
2015年4月に特に“実学へのステージアップを推進する”ための組織として、「産学・地域協働推進機構」を発足させました。

本機構では、これまでの産学官地域連携の在り方を抜本的に見直し、大学と産業界および地方自治体等がともにその機能を理解し協働することにより、大学がもつ知的資産を企業等における事業化や自治体等の政策提言などに組織的に展開し、その成果をより速くより効果的に国民に還元することを最優先に行います。
このため、今までの産学共同研究や知財に関するコーディネータが所属する運営組織と、企業と大学研究者が協働する場を一体化させた推進組織とし、次世代型の産学地域連携を推進します。

本機構は以下の4つのミッションを持っています。
 1)組織型産学協働の推進: 新しい北大産学連携ポリシ―のもと学内に企業等が共同研究拠点(産業創出部門)を設置し、本学研究者とともに大学資産を有効に活用して事業化を進めるものです。一例として、機構発足と同時期に竣工しました“フード&メディカルイノベーション国際拠点”においては、本学で培ってきた”食と健康”に関する研究の社会実装を目指して、組織型共同研究を進めます。

 2)組織型地域協働の推進: 本学の研究者は、地域の企業との産学連携のみならず、地方自治体とも審議会への参画や政策提言等、毎年300件を超える連携活動を行っています。このような公共自治体との連携においても、研究者の個別活動を連携させることで、組織型連携までステージアップして社会実装を目指します。もちろん、従来からの地域企業と本学の研究者との共同研究も推進します。

 3)イノベーション人材育成: 学内におけるベンチャーの起業を目指す人材を発掘し、学外の多くの起業メンターおよびキャピタル等とのコーディネートを行うことで大学発ベンチャーを積極的に創出します。さらに、”北大発ベンチャー”の認定制度も確立します。

 4)イノベーション資産の活用: イノベーションを創出する大学資産を積極的に活用します。大学資産は特許等の知財のみならず、大学研究者の持つノウハウや病院のニーズ、北大のブランド名等の無形資産や、先端的な施設・機器等の有形資産を産業界等において積極的に活用し、イノベーションを起こします。

これらのミッションを推進することで、産・学・官の協働活動を大幅にレベルアップさせ、新しい事業を数多く生みだす大学へと変貌していくとともに、地域との連携を一層強化し、地域にとって価値ある大学へと生まれ変わります。

今後とも皆様のより一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成27年4月
産学・地域協働推進機構 機構長 川端 和重
北海道大学 TLO通信 創業デスク 北海道大学研究シーズ集 vol.4
食科学プラットフォーム イノベーション・マネージャー育成ユニット 北海道大学URAステーション 北海道大学 研究者総覧