研究者紹介

【情報通信】 (2014/02/21公開)

◇杉本 雅則 教授 大学院情報科学研究科

世界一の技術を目指して、音響情報処理技術の研究に取り組む

宇宙に興味を持っていた幼少~大学時代


幼少の頃は自宅にあった百科事典を見るのが大好きでした。子ども向けではなく、かなり専門的な内容です。なので、書かれていることはほとんど理解できませんでしたが、繰り返し見ていました。中でも、星や宇宙に関する写真や図をほぼ毎日に見ていたと思います。小学生の頃の宿題で宇宙旅行のフィクションを原稿用紙30枚くらい書いたり、家庭科の課題で宇宙を飛行するロケットや衛星の刺繍を縫ったりしたのを覚えています。

将来は宇宙に関わる仕事がしたいと考えて大学に進学し、卒論では宇宙工学の研究室に所属しました。その後、宇宙での自律システムに興味を持ち、大学院では人工知能の研究室に入りました。現在は主に知能情報処理やメディア技術の研究に関わっていますが、原点は宇宙への興味にあります。

世界一の技術を目指して、音響情報処理技術の研究に取り組む


われわれの社会をより安全、安心に設計するための賢い技術に関する研究を行っています。現在は、音響情報処理技術とヒューマンコンピュータインタラクションの研究を柱にしてプロジェクトを進めています。音響情報処理の研究では、高速かつ高精度な測距手法を提案し、室内向けの3次元測位システムを開発しました。人やロボットの正確なトラッキングやナビゲーション、さらにはモーションキャプチャなどに応用しています。また、ロボットや自動車に搭載し障害物等の環境認識を行うセンサや、医療分野等での応用を目指した音響イメージング技術等の研究も行っています。(詳細は研究室のwebをご覧ください)。

われわれのグループは、世界一の技術を作ることを目標にしています。実際、これまでに開発した測距技術は、その精度においてわれわれの知る限り世界最高の性能を示しています。

研究成果の実用化に向けて


激しい国際競争の中で独創的な研究成果が求められ、大学がその中心となって社会的な要請に応える必要があります。大学の研究者も基礎研究だけでなく、社会への具体的な貢献を考えて研究を進めることが多くなっていると思います。大学での研究成果の実用化は、われわれが必ずしも精通していない領域で、その社会的な意義を実証してくれる貴重な場です。それは大学での基礎的な研究以上に困難が多いと、これまでの経験から学んでいます。と同時に、自身の研究へのフィードバックや新たなチャレンジへのきっかけとなる点で、大変有意義だと感じています。

自身の多彩な経験談


本学に異動して1年ほど経ち、ようやく研究室が本格的に稼働できる状態になりつつあります。これまでも研究環境を変えつつ、多数の場所で研究室を運営してきました(本学への引っ越しが8回目!)。立ち上げの時間と労力で大変な反面、新しい場所で新しい人間関係や刺激を受けてきたように思います。自身のこのような経験から、研究室のメンバーには一か所に留まらず積極的に外に出かけて交流することを勧めています。産学連携もそのような活動の1つと位置付けられると考えています。

研究室ホームページ

http://aiwww.main.ist.hokudai.ac.jp/

研究シーズ

高精度音響位置認識、時刻同期、選択的フリッカレス可視光通信
北海道大学 北海道大学 研究者総覧 onちゃん北大事務局 北海道大学研究シーズ集Webサイト
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