研究者紹介

【ライフサイエンス】 (2014/08/06公開)

◇岸上 博俊 助教 大学院保健科学研究院 生活機能学分野

古典的なリハビリテーションとの決別を目指して


病院勤務から研究者の道へ


 前身の医療技術短期大学部の出身で、医療法人の病院に勤めていました。しかし、学生のときとは異なり、目の前に起こっていることが何なのかを説明したくなり、改めて大学にいくことにしました。そこから、いつかは研究職に就きたいという思いが強くなりました。

古典的なリハビリテーションとの決別を目指して


 今は、八田教授の下で勉強させていただいております。自分の目標としては、余力のない高齢者に身体機能を改善せよ!というメッセージを送る古典的なリハビリテーションとの決別を目指して行きたいと考えています。高齢者は日々生きていくのも必死です。その上で身体機能を上げなさいというのは、リハビリテーションサービス提供者側のエゴであると考えています。そのために、日常的に長時間利用される椅子、車椅子を改善していくことで、高齢者が少しでも安楽に過ごすことができるのかを模索中です。

産学連携への思い


 産学連携本部との関わりは、現在申請を検討している特許関係でお世話になっております。また、産学という点では、我々の研究成果を少しでも利用してもらえると、研究自体が社会のために役立つという実感を得られる機会だと感じています。我々の想いを実現化していくためには、共感していただける企業さんが必要ですので、すこしでも現実的な路線での研究を今後も継続して行きたいと考えております。

研究室紹介


 我々の研究室は、人が楽に座るということをテーマに車椅子・椅子を客観的にだけではなく、主観的な側面も含めて検討しております。日本は、床の文化の残る国ですが、現在は椅子文化がかなり浸透してきていると思います。しかし、座れば良いというレベルにとどまっており、高齢者、障害者が楽に座れるものに対する関心は、まだまだ低いものです。我々は、その低い関心を少しでも変えることができるように、これからも地道に現実的なものを研究対象として行きたいと考えております。
北海道大学 TLO通信 創業デスク 北海道大学研究シーズ集 vol.4
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