シーズ技術紹介

【情報通信】 (2016/03/09公開)

加速度センサーによるつまずき場所の特定

大学院情報科学研究科 情報理工学専攻
工藤 峰一 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/150/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。





高齢者の転倒予防のために


転倒による重篤な怪我を避けるために予兆である“つまずき”の多い場所を普段の生活者の行動から探すシステムを検討した。サンダルに埋め込んだ加速度センサーによりつまずいたことを、天井の赤外線センサーネットワークによってつまずいた場所を特定する。

研究の内容


高齢者の緊急搬送の約8 割は転倒事故だそうである(2014 年東京消防庁調べ)。衰えた身体能力に意識が追いつかず小さな段差や履物、衣服につまずく。転倒を検出する研究は多いが実際に転倒を起こしてからでは遅い。

そこで、よくつまずく箇所を検出して転倒を誘引する原因を予め取り除くことを考えた。ウェラブル(身につける)な装置は物忘れや装着への心理的抵抗に関して、監視カメラなどのノンウェラブル装置では死角やプライバシィの保護に関して問題がある。

本研究では、普段履きのサンダルなどに加速度センサーをとりつけて“つまずいた”ことを検出する一方、連動して働く天井に設置した赤外線センサーネットワークでその箇所を特定する。

実験では、転倒は容易に区別できたが、つまずきを通常歩行から区別する精度は現状8割程度であるため今後精度向上が望まれる。

応用例


独居老人宅やケアハウスなどで各個人に専用のスリッパなどを履いてもらうだけで、転び易い場所を特定して原因を排除することができると期待される。

産業界へのアピールポイント


実現に必要なことは、履きやすいものを全員に用意することと加速度データの無線伝送を安定して確保することである。天井設置センサーによるつまづき位置の特定は他の室内測距方式で置き換えることができる。

肝心なことは自治体などと協力して実際の現場でその有効性を確認してフィードバックを得ることであるが我々には実地試験をするだけの経験も財源もない。
天井設置赤外線センサーはプライバシィに配慮しつつさらに細かな日常動作の分析にも使えるため広い応用が期待される。

研究室ホームページ


大学院情報科学研究科 情報理工学専攻 情報認識学研究室
http://prml.main.ist.hokudai.ac.jp/


※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで
Update 2018-04-17
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