シーズ技術紹介

【情報通信】 (2016/03/09公開)

無意識・連続計測生体情報センサの仮想化技術

大学院情報科学研究科 メディアネットワーク専攻
南 重信 特任教授

多様な装着品に生体情報測定機能を付けて日常の未病・急病をICT 技術で見える化する


近年、多様な生体情報センサが開発製品化されています。本研究は日常の装着品に組み込まれた機能・性能・品質の異なる多様なセンサを人体領域無線通信で統合化、サイバー空間の仮想センサとして定義します。
これにより体調管理・見守り等の応用ソフトが容易にセンサを利用でき、健康長寿・安心社会の創出に貢献します。

研究の内容


眼鏡、時計等の日常装着品等に心電、脈等の生体情報センサ機能を違和感なく付与することにより、無意識・連続計測を可能にし、未病・急病の“ 見える化” を実現する研究を推進しています(図1)。

この目的に向け(1)多様な装着品や家具等の生体情報センサ化 (2)人体領
域無線通信(BAN)による生体情報の統合 (3)多種多様な生体情報を統合した、サイバー空間における仮想センサ化を行います(図2)。

自律神経バランス・血圧変動等の未病・急病“ 見える化” ソフトは、サイバー空間で、諸元(性能・機能・品質等)が明確化された仮想センサにアクセスすることにより、個々の物理センサ諸元に煩わされることなく、用途に応じたサービスを迅速・柔軟に構築できます。

そのためには、物理センサ性能を正しく仮想センサに反映する必要があり、物
理センサの客観評価手法の研究も併せて推進しています(図3)。(* NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)クリーンデバイス社会実装推進事業「高信頼多機能ウェアラブル・バイタルサインセンサの用途開拓・普及事業」委託研究(2014/7〜2016/6)として推進しています。)

応用例


  • 介護施設・家庭内体調見守り
  • 過酷環境職場急病健康管理
  • 公共交通運転手急病健康管理
  • 薬局・スーパ等での健康相談
  • 健康飲料・食料の商品調査
  • 保健商品の個人査定活用


産業界へのアピールポイント


本研究はサイバー空間の仮想センサをハブとして、多様なハード・ソフト・サービス業界との連携や医工連携を推進する必要があります。また規制改革など制度設計も必要です。健康長寿・安全安心を志向した、暖かみのある(人)IoT(Internet of Things)社会の実現に向け組織を超えた連携を希望します。

研究室ホームページ


大学院情報科学研究科 メディアネットワーク専攻
メディアダイナミクス研究室
http://ladon.ist.hokudai.ac.jp/


※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

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