シーズ技術紹介

【ライフサイエンス】 (2016/03/09公開)

機能を温存した腸上皮細胞の分取法と評価法

大学院先端生命科学研究院
綾部 時芳 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/18/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。





医食同源の科学的解明と応用に向けて


独創的な小腸陰窩・上皮細胞の分取法を開発し、外敵に対する自然免疫から内分泌、代謝、吸収や再生に至るまで多彩な腸機能の解析を可能とした。食品や医薬品の「腸内環境」に与える効果を、小腸陰窩及び腸上皮細胞を用いたex vivoモデル系で評価する。

研究の内容


消化管は、生きるために必要な栄養など有用物質を食品等から取り込む消化・吸収機構と同時に、微生物など外敵の侵入を防ぐ粘膜免疫機構を持つ。腸粘膜を構成する一層の上皮は、円柱細胞、消化管内分泌細胞、杯細胞とパネト細胞(Paneth cell)という4系統の細胞群からなり、多彩な腸機能を担っている。

腸上皮の機能単位である陰窩を分離し、自然免疫や消化・吸収など重要な生理的腸管機能を評価する従来ない独自のex vivoモデルを開発した。さらに、陰窩より上皮細胞群を分離して、腸上皮細胞レベルで分子発現や機能解明を可能とした。

哺乳類の腸から陰窩を分離・培養する技術、さらにパネト細胞単離技術、パネト細胞以外の腸上皮細胞群を分取する技術により、例えば、αディフェンシン分泌誘導活性、吸収機能、消化管ホルモン活性等の評価に応用可能である。

応用例


  • 機能性食品・素材・成分等の評価
  • 薬物吸収試験
  • 医薬品の新規メカニズム解明
  • 上皮細胞由来の疾病病理解析
  • 臨床検査・オーダーメード医療・再生医療への応用


産業界へのアピールポイント


小腸上皮は栄養の吸収、感染防御、神経内分泌、再生・分化等の場である。腸機能研究のためには、生理的機能の温存された上皮細胞を得ることが必要である。

マウス及びヒトの小腸粘膜から上皮細胞を簡便に分離・分取する条件を確立した。本技術は食品・素材等の機能評価や医薬品評価などに用いることをはじめとして広い応用が可能である。

研究室ホームページ


大学院先端生命科学研究院 生命機能科学研究部門 
細胞生物科学分野 自然免疫研究室
http://altair.sci.hokudai.ac.jp/infsig/



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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