シーズ技術紹介

【ナノテクノロジー・材料】 (2016/03/09公開)

高純度ナトリウムの製造

大学院工学研究院 材料科学部門
上田 幹人 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/128/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。





電解精製でナトリウム資源の循環を


大型の二次電池で主に産業用として用いられているナトリウム─硫黄二次電池があります。本研究では、この電池の使用済みの状態のものから、電池内部に含まれる金属ナトリウムを回収して、これを電解精製し高純度ナトリウムを製造するプロセスを開発しています。

研究の内容


本研究は、不純物を含む金属ナトリウムを電解精製によって高純度化するプロセスの開発です。原料となる金属ナトリウムは、使用済みナトリウム─硫黄電池の中から回収したものになります。これを図1 の電解槽模型の左上(陽極)に設置し、電流を流す事でナトリウムイオンが電解液に溶解し、ナトリウムのみが右上の高純度ナトリウム(陰極)側に順次析出します。

このプロセスは200℃以下で操業が可能になります。この電解で得られた高純度ナトリウムは電池の原料や他の用途としても使うことができる純度です。

ナトリウム資源を海外に依存している本邦であるからこそ、この技術が今後広く応用できると考えています。

応用例


高純度ナトリウムは電池の原料、有機化学合成の際の触媒、半導体製造の際のフラックス、反応容器の冷却媒体として応用できます。

産業界へのアピールポイント


  • 電解液であるイオン液体の特性が、金属の純度や生産速度を左右します。現状ではイオン液体はまだ高価なものであるため、より安価なイオン液体を企業と共同で開発したい。

  • ナトリウム以外の活性金属の高純度化についても挑戦したい。特に海外からの輸入に大きく依存している金属の国内での循環に本手法を活用したい。

研究室ホームページ


大学院工学研究院 材料科学部門
環境材料学研究室
http://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/CorrLabo/



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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