シーズ技術紹介

【ナノテクノロジー・材料】 (2016/03/09公開)

固相多点担持ホスフィンに基づく高活性触媒の創製

大学院理学研究院 化学部門
澤村 正也 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/26/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。





高分子担体を反応場とする金属錯体触媒の分子デザインと効率的合成プロセスの開発


高分子担体を反応場とする高活性金属種の新発生手法として、固相多点担持ホスフィンを開発しました。この金属錯体触媒を用いることで、反応性の乏しい炭素―塩素結合や炭素―水素結合を化学変換し、高付加価値化合物を効率的に合成することができます。

研究の内容


不均一系(不溶性)金属触媒は反応混合物からの分離や再利用性に優れた環境負荷の少ない有機合成手法ですが、対応する均一系(可溶性)触媒と比較して、触媒活性が低下することが問題です。

私たちは、様々な反応の活性種として知られる金属―リン1:1 型錯体を選択的に形成可能な『固相多点担持ホスフィン』を開発しました。

この金属触媒は、反応性が乏しく従来利用の制限されていた炭素―塩素結合や炭素―水素結合の化学変換を促進し、鈴木―宮浦クロスカップリング反応の高効率化や有機ホウ素化合物の直接合成を可能とします。

本触媒は、担体として汎用性に優れたポリスチレンやシリカゲルを用いることに加え、ろ過による分離・再利用可能なことから、産業利用が期待されます。

応用例


  • 製造プロセスの効率化
  • 新型分子の合成
  • 新材料・新薬の開発


産業界へのアピールポイント


独自の分子設計に基づく高活性触媒や新規分子変換法の開発に取り組んでいます。固相多点担持ホスフィン―金属触媒は、調製コストやプロセス効率などの面でも実用性の高い技術です。

本研究に関連する知的財産


特願2015-046761「高分子遷移金属錯体、その製造方法及びその利用」

研究室ホームページ


大学院理学研究院 化学部門 
有機金属化学研究室
http://wwwchem.sci.hokudai.ac.jp/~orgmet/



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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