シーズ技術紹介

【ナノテクノロジー・材料】 (2016/03/09公開)

押出加工利用の厚肉被覆と圧延後の超塑性

大学院工学研究院 材料科学部門
松浦 清隆 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/16/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。





Mg 合金への耐食Al 被覆


Mg 合金をAl で被覆することにより優れた機械的性質と耐食性を併せ持つ軽量複合材を作ることができた。この複合材は550%以上の超塑性伸びを示し、その後も健全な耐食被覆を維持したので複雑精密加工にも適する。

研究の内容


Mg 合金ビレットとダイスの間にAl 板を押して押し出すとAl 被覆されたMg 合金の棒や板が得られた(図1(a))。
これに圧延などの加工を施した後もAl 被覆は健全で(図1(b))、5%塩酸水溶液に30 分間浸漬しても腐食による重量減少は全く観測されなかった。

この複合材料の金属組織は、押出や圧延による再結晶のためMg 合金部とAl 被覆部のいずれにおいても超微細結晶粒からなっていた。そのため、引張試験すると超塑性伸びを示した(図2)。

応用例


超軽量性と高い比強度および優れた耐食性を併せ持つので、棒材では航空・
宇宙分野や自動車関連の構造材として、薄板材では携帯電話やPC、カメラなど
通信機器や電子機器のボディとして応用可能である。

産業界へのアピールポイント


押出や圧延、鍛造など多くの加工法により材料の製造が可能であることを実証したいので、詳細かつ広範囲に調査したい。それゆえ、このような加工設備を有する企業等と協力して、この材料の実用可能性を検討したい。

さらに用途の拡大を検討し、より簡便で廉価の製法と加工最適条件を追求したい。また、より高度の性能を持つ材料の開発にも挑戦したい。

研究室ホームページ


大学院工学研究院 材料科学部門マテリアル設計分野 
組織制御学研究室
http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/MSESC/



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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