シーズ技術紹介

【環境】 (2016/03/09公開)

撹乱地の生態系復元

大学院地球環境科学研究院
露崎 史朗 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/5/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。






自然・人為により撹乱を受けた生態系をファシリテーションすることでエコフレンドリーな復元を図る


ファシリテーションとは、ある植物の定着が他種の侵入定着を促進する現象を指す。噴火・火災・津波・採掘等の大撹乱により壊滅的被害を被った生態系において、そのようなファシリテータを検出し導入することで迅速かつエコフレンドリーな生態系復元を図る。

研究の内容


大規模撹乱後の生態系復元は急務であることが多いが、撹乱後の劣悪な環境では、なかなか目的とする植物の定着が進まないことが多かった。
ファシリテータとは、その種が定着することで他種の定着を促進する効果のある植物種のことを指す。

各撹乱地において、ファシリテータを検出し、それらの種を導入することで目的とする種の侵入定着が促進できれば、生態系復元は安価かつ迅速化でき、人為も軽微となるため、エコフレンドリーな生態系復元技術となる。

これまで、サロベツ湿原泥炭採掘跡地ではミカヅキグサが、渡島駒ヶ岳ではミネヤナギが、ファシリテータとして機能していることを明らかとしており、さらに、ファシリテータ導入手法として、微地形の改変が有効であることを明らかとしている。

応用例


  • 火山噴火・森林火災・泥炭採掘・スキー場造成等の撹乱跡地の生態系の保全と復元
  • 津波等のその他の大規模撹乱跡地にも応用可能


自治体/産業界へのアピールポイント


生態系復元は、撹乱前の生態系に戻すことが目的となることが多いが、実際には、既に環境が大きく変化しているため目的が十分に達成されないことも多い。

ファシリテータは、後続種の侵入を促進する環境を創出する。これを応用することで、エコフレンドリーな生態系復元・緑化・減災防災・砂防等への応用が可能である。

研究室ホームページ


大学院地球環境科学研究院 統合環境科学部門 
自然環境保全分野
http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~tsuyu/index-j.html



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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