シーズ技術紹介

【その他】 (2016/03/09公開)

両親媒性リグニン誘導体

大学院農学研究院 環境資源学部門
浦木 康光 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/41/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。






セメント減水剤や酵素助剤となるリグニン系材料


木質バイオマスの主成分の一つであるリグニンからセメント分散能や酵素活性を長時間維持させる特性を持つ誘導体を開発した。

研究の内容


リグニンは木材細胞壁成分の一つでセルロースに次ぐ賦存量がありますが、エネルギー源として利用されているに過ぎません。木材の有効利用には、リグニンの高付加価値化が必要で、現在の代表例はセメント・コンクリートの減水剤です。しかし、この用途のリグニンは、日本では1 つのパルプ工場でしか製造できません。

そこで、我々は、日本のどの工場からも排出されるリグニンを減水剤に変換する誘導体技術を開発しました。これは1/2 - 1/4 の添加量で、従来品と同等の性能を発現します。

また、このリグニン誘導体を木質バイオマスの酵素糖化時に添加すると、糖化収率が向上するばかりでなく、使用後も高いレベルで酵素活性を維持して、高価な酵素の繰り返し利用を可能にするという特性も見出し、木質バイオマスからバイオエタノールの製造に有用であることを明らかにしました。

応用例


  • バイオマス由来の界面活性剤
  • セメント・コンクリート分散剤
  • 木質バイオマスからのバイオエタノール製造(酵素加水分解と発酵を一緒に行う同時発酵にも有効)


産業界へのアピールポイント


第2 世代のバイオエタノール原料として、木質バイオマスが注目されています。環境負荷の観点から、酵素糖化が有力視されていますが、その酵素が非常に高価です。

リグニン誘導体は酵素量の低減を可能にします。
また、限られた種類のリグニンからしか作られなかったセメント分散剤が、どのリグニンからも製造できます。

研究室ホームページ


大学院農学研究院 環境資源学部門 
森林資源科学分野 森林化学研究室
http://www.agr.hokudai.ac.jp/fres/forchem/



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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