シーズ技術紹介

【その他】 (2016/03/09公開)

食用乾燥コンブのヨウ素低減

大学院水産科学研究院 海洋応用生命科学部門
関 秀司 教授

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/240/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。






競争吸着法による乾燥コンブのヨウ素低減技術


単糖とカルシウムを含む抽出溶媒を、乾燥コンブと吸着剤を充填したカラムに循環流通するだけで、コンブのヨウ素を約90%除去できる技術を開発しました。


研究の内容


ヨウ素はヒトの必須元素ですが摂取過剰によっても甲状腺機能に障害をもたらします。厚生労働省が定めたヨウ素の耐容上限量は2.2mg/ 日ですが、ヨウ素含有量が高いコンブの場合、わずか1g(図1)で耐容上限量に達します。

海藻からヨウ素を回収する技術は古くからありますが、海藻を食べるためにヨウ素を除去する技術の開発研究は、まったく行われていません。図2 は、乾燥コンブ(5kg)と吸着剤(1.5kg)を充填したカラムに、単糖とカルシウムを含む抽出溶媒(100L)を20 分間循環流通した後の、コンブのヨウ素除去率(○)と質量損失率(●)です。

コスト削減のために抽出溶媒を4 回繰り返し使用しましたが、90%以上のヨウ素除去率を維持できました。

応用例


他の食用海藻やコンブエキスを添加した食品・サプリメントのヨウ素低減にも応用できると考えています。

産業界へのアピールポイント


競争吸着法は、材料と吸着剤を混合撹拌するだけの非常にシンプルな技術で、ヨウ素だけでなく有害金属なども除去することが可能です。

温和なpH と温度条件で処理できるので、酸や温度によって変性しやすい生物素材の処理に適しています。

研究室ホームページ


大学院水産科学研究院 海洋応用生命科学部門 
水産資源開発工学講座
http://www2.fish.hokudai.ac.jp/faculty-member/seki-hideshi


※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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