シーズ技術紹介

【その他】 (2016/03/09公開)

シベリア先住民と野生動物の共生策を探る

大学院文学研究科 人間システム科学専攻
立澤 史郎 助教

北海道大学研究シーズ集webサイトオープンのお知らせ

かねてより準備を進めておりました北海道大学研究シーズ集webサイトをオープンいたしました。

本研究者の研究シーズはこちらです↓↓

https://seeds.mcip.hokudai.ac.jp/jp/view/250/
ご利用者様・サイト訪問者様により使いやすく、質の良い情報を発信していけるよう、更新をしてまいります。北海道大学研究シーズ集webサイトをよろしくお願いいたします。





移動性鳥獣を利用しつつ守る順応的管理システムの実践研究


北極域では、古くから多くの先住民が、在来の動植物を利用しながら暮らしています。しかし温暖化の進行に伴って動植物の分布域や行動が変化し、伝統的な生活が維持しにくくなっています。

そこで、先住民と深い関わりを持つ資源動物の生息実態を調査し、その結果を環境政策にフィードバックして、保護区や猟区を効果的に設定・運営する実践研究を行っています。


研究の内容


野生トナカイの実態調査と保護区の設定


”日本に最も近い北極”である、ロシア連邦サハ共和国の北極域において、野生のツンドラトナカイを捕獲し、衛星発信機を装着して往復3千kmにわたる季節移動の実態(ルートやスケジュールなど)を明らかにしてきました。
またその情報を元に、先住民団体、地方行政府、狩猟団体などと協議しつつ、有効な保護区と猟区の設定を支援し、その評価をすすめています。

さらに、この手法を応用し、地域住民と深刻なコンフリクトが生じているホッキョクグマやシベリアオオカミなどの保全・管理にもチャレンジしています。

渡り鳥の生息実態調査と国際保護区の評価


シベリアは、日本をはじめ北極域・北方圏を利用する渡り鳥の重要な生息地ですが、その環境が温暖化により著しく変化しつつあります。

そこでこれまで個別に行われがちだった日本とシベリアの渡り鳥調査をネットワークし、温暖化の影響と生息地保護区の評価を総合的に行うための調査・研究をすすめています。

応用例


日本でも関心の高いトナカイやホッキョクグマなど北極域の野生動物について、ほぼリアルタイムで位置や行動が把握できるため、調査結果を環境学習等の生きた教材として活用して頂けます。

自治体/産業界へのアピールポイント


”日本に最も近い北極”でありながら、シベリアの先住民と動植物の現状は日本でほとんど知られていません。

その最新の状況を知ることで、日本と北極域の関係や、地球温暖化の影響を身近に感じることができます。また、連携することで、CIなどに北極域の動物たちのイメージを活用して頂くことも可能です。

研究室ホームページ


大学院文学研究科 地域システム科学講座
http://www.let.hokudai.ac.jp/research/human-sciences/4-4regional/



※お問い合わせは 北海道大学 産学・地域協働推進機構ワンストップ窓口まで

Update 2018-04-17
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