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産地直送 北大ブランド通信 vol.21~ 新たな認定商品 北大トラウト ~

2023.06.29
産地直送 北大ブランド通信は、定期的に北大ブランドについて発信しております。
突然ですが、「トラウト」と聞いて思いつくのは何ですか?
2023年WBC決勝戦、日本対アメリカの試合。9回裏最後「大谷選手VSトラウト選手」を思いつく方が多いのではないでしょうか。
実は「トラウト」とは「魚」淡水で生活するサケの仲間を意味するのです。
〇北大トラウトとは?
北方生物圏フィールド科学センター 七飯淡水実験所では、「魚類の人工増殖および繁殖保護に関する学理とその応用の研究および教育」を目的として、サケマス類12種18系統、キンギョやコイなどのコイ目魚類を育成しています。
「北大トラウト」とは、ここで生産されるサケマス類淡水魚のブランド名です。
おそらく、サケマス類の仲間は通常「サーモン」と呼ぶことが多いと思いますが、「トラウト」との違いはなんでしょうか。実は、育つ過程において海に降りるものを「サーモン」、川に残るものを「トラウト」と区別しています。鮭は「サーモン」、鱒は「トラウト」と言われがちですが、生活圏によっての名称ですので、サーモンにもトラウトにも、実際はいろいろな品種あります。今回、新たな認定商品としての「北大トラウト」は、「サクラマス」と「ヤマメ」の2種を使用しています。
〇北大トラウト ―燻製サクラマス、燻製ヤマメ―
【北大トラウト-燻製サクラマス-、-燻製ヤマメ-】
北大トラウト-燻製サクラマス-、北大トラウト-燻製ヤマメ-は、七飯淡水実験所と函館にある株式会社ブリッジプロダクションが、同じく道南の職人と一緒に手掛けた商品です。
   七飯淡水実験所では横津岳の名水を起源とする湧き水を使用しています。常に清潔な環境で飼育された北大トラウトは淡水魚特有のくさみが少なく、サケマス類の仲間が本来持つ「身や脂の旨み」を楽しめるトラウトに育ちます。そして「活締め」という手法でよって締められ、鮮度の良い状態で出荷されています。
   株式会社海童丸では内臓洗浄などの下処理を、手作業で徹底的に丁寧に行うことで、保存料・防腐剤・発色剤を使用する必要がなくなり、塩のみで加工する「無添加製法」が実現しました。
   Wise man’s FPLが燻製で使用するチップは、「アノトキ-燻製珈琲-」と同じ、北海道大学内で伐採されたハルニレからつくったチップを、こだわりのブレンドで使用しています。燻液等を使用しない、職人こだわりの燻製技法により、燻煙がもつ殺菌効果・防腐効果を活かしています。
こうした本学と、職人のこだわりによって手掛けられたのが「北大トラウト-燻製サクラマス-」「北大トラウト-燻製ヤマメ-」です。
〇2023年7月 赤レンガプレミアムフェスト北大ブースで販売!
本学SDGs本部が出展する「HBC 赤レンガプレミアムフェスト」(7/14(金)~17(月))での北海道大学ブースで、今回紹介しました「北大トラウト-燻製サクラマス-」「北大トラウト-燻製ヤマメ-」が販売されます。
是非、お手に取ってみてください。
(記事は2023年6月の情報です) 産地直送 北大ブランド通信バックナンバーはこちら