広報・情報発信

産地直送 北大ブランド通信vol.8~新たな認定商品「アノトキ‐燻製珈琲‐」~

2022.03.02
産地直送 北大ブランド通信は、定期的に北大ブランドについて発信しています。
今月は「燻製珈琲」についてご案内いたします。
北海道大学認定商品に「アノトキ‐燻製珈琲‐」が登場しました。
北海道大学CoSTEP北方生物圏フィ-ルド科学センタ-が共同で行っている「アノオンシツ」プロジェクトから誕生した「アノトキ‐燻製珈琲‐」は、札幌キャンパス内で伐採した木を燻製チップに加工し、豆を燻しました。
アノオンシツ
「アノオンシツ」プロジェクトは、北海道大学札幌キャンパスにある札幌研究林苗畑に1973年に建てられた古い温室をフィールドとして、アートを通して科学技術コミュニケーションの実証実験を行っております。
これまでにも、温室を舞台に苔のアート展示などを行っています。
アノハシ
2021年10月、石山通を挟んで札幌キャンパスと札幌研究林をつなぐ跨道橋(こどうきょう)が老朽化により撤去されました。1972年、札幌冬季オリンピックの札幌圏都市計画道路新設工事に伴い、札幌キャンパスは石山通によって分断されました。そのため、構内のアクセスを確保するために設置されたのがこの跨道橋です。 しかし建設から50年近くが経過し、現在の構造基準に適合しなくなり、ついに昨年に撤去工事が行われました。
アノトキ‐燻製珈琲
「アノトキ‐燻製珈琲‐」の燻製に使用されているチップは、跨道橋を撤去する際に伐採された木を加工したものです。人々の営みの中、伐採された木の記憶を残したい、というCoSTEP朴炫貞特任講師の想いと、札幌らしい珈琲を作りたい、というRITARU COFFEEの三上悦史代表取締役の想いが一つになり、開発に至りました。
RITARU COFFEEは地下鉄西28丁目駅から徒歩5分ほどの位置にあり、北大牛乳を使用したメニューを提供してくれています。今回、跨道橋を撤去する際に伐採された「木々を飲む」ことで思い出を記憶するというコンセプトのもと、「アノトキ‐燻製珈琲‐」が誕生しました。 伐採された木はタモやイチョウ等、様々な種類がありました。それぞれの香りのチップで燻製された豆を、珈琲の香りを損なわないようにブレンドしてあります。
珈琲を入れた時に感じる燻製の香りに、「アノハシ」があった「アノトキ」のことをどうぞ思い浮かべてみてください。

【アノトキ‐燻製珈琲‐】
「アノトキ‐燻製珈琲‐」は、現在北海道大学構内のインフォメーションセンターエルムの森内オリジナルショップ、北大生協、北大マルシェ、RITARU COFFEEの店内・オンラインストアで購入することが可能です。 ぜひ、お試しください。
アノオンシツ
札幌大通地下ギャラリー500m美術館 第9回 500m美術館賞入選展(2022年2月12日から4月13日)にて「アノハシへ」を展示しております。 こちらも是非、お立ち寄りください。