機構概要

フードロス削減コンソーシアムを設立

2020.09.29
北海道大学,北海道科学技術総合振興センター,北海道立総合研究機構,セコマグループは,食品の 生産,流通,小売等のサプライチェーンにおけるフードロス問題の解決と歩留まり向上を目指し,フー ドロス削減コンソーシアム(以下,「本コンソーシアム」)を設立しました。 
 
本コンソーシアムの設立に先立ち,北海道大学と株式会社セコマは,COI『食と健康の達人』拠点*1 において,北海道大学が開発したプラチナ触媒*2(図 1)を用いた野菜の鮮度保持の超長期化に向けた 実証実験を 2019 年から実施しており,保管倉庫内の野菜の歩留まりが5%向上するなどの良好な結果 が得られています。 サプライチェーンにおける食品の鮮度保持の最適化は,フードロス削減や,歩留まりの向上,持続可 能な生産・消費に寄与し,2015 年に国連にて採択された SDGs(Sustainable Development Goals/持 続可能な開発目標)の達成のためにも重要な課題です。本コンソーシアムでは,鮮度保持技術の実用化, 普及に向けた活動を通して,SDGs に寄与する取り組みを進めていく予定です。
 
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