プラチナ触媒とは
触媒は、反応により自分自身は変化しませんが、反応を加速する物質のことで化学 反応を大幅に効率化させます。
プラチナ触媒は、シリカ上に白金(プラチナ)微粒子が担持されている 触媒です。
0℃の低温状態においても、エチレンガスを酸化分解し、二酸化炭素を発生させることができます。
【参考図】
図1.開発したプラチナ触媒
図2.プラチナ触媒によるエチレンガスの分解
フードロス削減コンソーシアム第1回フォーラム福岡教授講演(YouTube)
開始後1時間2分ごろからプラチナ触媒についての講演がご覧いただけます
関連情報
・福岡淳, 担持白金ナノ粒子触媒の基礎研究からフードロス削減のための触媒技術への展開
触媒技術の動向と展望2022, pp. 210-219, 触媒学会, 東京 (2022).
・Low-Temperature Oxidation of Ethylene over Platinum Nanoparticles Supported on Mesoporous Silica
Chuanxia Jiang, Kenji Hara, Atsushi Fukuoka
ANGEWANDTE CHEMIE-INTERNATIONAL EDITION 52 24 6265 - 6268 2013年
・From Basic Research on Supported-Metal Catalysts to their Practical Applications
for Reduction of Food Waste
for Reduction of Food Waste
A. Fukuoka
Bull. Chem. Soc. Jpn. 2023, 96, 1071-1076.