北海道においては、「困難な課題を乗り越え、新しい産業を創出する人材育成」が必要です。

北海道大学は、研究総合大学として12学部、21大学院を有し、優れた専門教育と最先端の研究を行っていることに加え、新渡戸カレッジやサマーインスティテュートを中心とした国際化の取り組みにより世界100カ国以上の国々から約2,000名の外国人留学生を受け入れています。

この様な教育・研究環境を背景に、本学の建学精神である「実学」に基づき、「大学の知」を社会に「還元」するため、2019年12月に「北海道大学起業家育成基金」を創設しました。

この基金を活用し、2017年から産学・地域協働推進機構が取り組んできたアントレプレナーシップの醸成を一層充実させ、起業家育成エコシステムを確立し、札幌市が進める「札幌・北海道スタートアップ・エコシステム」とも協力して、北大発ベンチャーによる大学の知を社会に還元します。

皆様におかれましては、「北海道大学起業家育成基金」の趣旨にご賛同いただき、一人でも多くの方々が、私たちと共に行動し、北海道大学から新しい北海道の地域経済を支えるイノベーションを起こす一翼を担っていただけますことを、心底からお願い申し上げます。