産地直送　北大ブランド通信は、定期的に北大ブランドについて発信しております。

今では北海道を代表するお土産菓子の「札幌農学校　北海道ミルククッキー」。
商品名に冠された札幌農学校は、北海道大学の前身にあたります。
2004年9月、北海道に上陸した台風１８号は、道内観測史上初とされる最大瞬間風速50.2mを記録し、本学の名所であるポプラ並木にも大きな被害をもたらしました。

この出来事に心を痛められた本学水産学部卒業生で、株式会社きのとや代表取締役社長の長沼昭夫様より、「新たな菓子を開発し、その売上を本学の緑化支援に寄付したい」とのご提案をいただき、銘菓「札幌農学校」が誕生しました。
2005年、本学入学式で初めて販売されて以来、瞬く間に人気商品となりました。
パッケージには、札幌農学校時代の学生が制作した冊子の表紙デザインが採用されています。

ポプラ並木が元の姿を取り戻した後も、株式会社きのとやからの寄付は続き、現在は主に学生支援として活用されています。
2017年には「きのとや奨学金」が設立され、本学の学生の学びと成長を支えています。

2025年11月には、大丸札幌店に「札幌農学校」の直営店がオープンしました。
大丸札幌店には、札幌市内の工場で製造し、すぐに店舗で販売する“作りたて”の生シフォンケーキ「ハリエット」が初登場。
もちろん、代表商品の「北海道ミルククッキー」をはじめ、「3種の焼きチーズクッキー」や「開拓の詩 三枚重ねチョコがけクッキー」といった定番商品なども揃います。

銘菓「札幌農学校」を味わうときには、北海道大学との強い絆にもぜひ思いを馳せてみてください。

北海道大学の農場生産物や研究成果などの様々な「実り」を商品化していきたいという願いから名づけられた「北大の実り」。
北海道大学　北方生物圏フィールド科学センター　星野研究室が、外国原産で日本では育ちにくいとされているラズベリーを、北海道でも育ちやすい品種へと改良した「北大ラズベリー🄬」。
この2つの冠をもつ「北大の実り　北大ラズベリーシリーズ」から、新商品が登場しました。

「北大の実り　ラズベリーロールクッキー」は、ココア生地のクッキーでラズベリークリームを包みました。
口にすると、甘さ控えめでさっくりとしたココア生地の後から、ラズベリークリームの爽やかな酸味がふわりと広がります。

「北大の実り　北大ラズベリーシリーズ」は、北海道の新たな定番土産を目指し、これまでの北海道大学構内のみで販売されていたものから、道内各地のお土産店へと販路を広げています。
お出かけ先で見かけた際には、ぜひお試しください。
もちろん、北海道大学（インフォメーションセンター　エルムの森内）のオリジナルショップでも販売しております。

（記事は2025年11月の情報です）
産地直送　北大ブランド通信バックナンバーはこちら