【北大スタートアップレポート第五回】北大とSCSK北海道株式会社主催のハッカソン『テクのこ』が開催されました
2021.11.26
去る9月4日〜10月3日の1ヶ月にわたり、北大とSCSK北海道株式会社主催のハッカソンである『テクのこ』が開催されました。『テクのこ』とは、「チームで協力し、自分たちのアイデアを実際の動くモノとして作り上げるイベント」であり、約1ヶ月間にわたるモノづくりを通して、手を動かすことの楽しさや技術の面白さを体感するプログラムになります。過去に1日間かつ対面で何度も行われてきたこのプログラムですが、今回は初めてのフルリモートかつ1ヶ月間という初めての試みにより開催されました。 参加メンバーは北海道だけでなく関東圏の大学からの参加やSCSK北海道株式会社の社員の方の参加があり、総勢30名を超えるハッカソンとなりました。(学生4チーム、社会人3チーム)
ハッカソンのテーマは『北海道Society5.0「暮らし・産業」の問題解決』であり「①テーマ適合性」「②アイデア創造性」「③問題解決力」「④成果物の完成度」「⑤技術へのチャレンジ」「⑥プレゼンテーション」の6つの指標により評価されるものとなり、最終日の発表会における審査員として北海道大学産学・地域協働推進機構 副機構長である金子純一先生の他、SCSK北海道株式会社代表取締役社長である石丸清文様という豪華なメンバーがいらっしゃいました。
※今回のハッカソンのテーマの説明スライド
当日の発表では既存の集客方法で解決できない観光の課題や慢性的な人手不足に陥っている一次産業の課題にフォーカスを当てたサービスなど、北海道に強みがある「観光」や「一次産業」に注目したサービスが多くありました。その中でも学生チームが道内酒造の課題に注目したサービスが「着眼点が良い」「サービスの作り込みがすごい」と審査員からの高評価を受けて第2位を獲得しました。
※準優勝した学生チームの発表資料の課題説明スライド
全体講評では「フルオンラインという初めての取り組みにおいても、実際に課題設定とサービス開発ができるということに感心しました。」という大絶賛のお言葉のほか、「課題解決という世のため人のため という堅苦しいものではなく、自分はこれが欲しいんだ!という遊び心のあるサービスがあっても良かったのではないか?」というお言葉をいただき、約1ヶ月間にもわたるハッカソンは終了しました。
参加した学生メンバーからは「初めての1ヶ月にわたるハッカソンは色々な考え方を知ることができ、大変勉強になった」「初めてのハッカソン、初めての開発言語で苦労もあったがその分成長できたと思う。」という声や「フルリモートでのプロジェクトマネジメントはいつも以上に意思疎通を気にかけないといけない」という学びの共有をいただきました。
参加した学生メンバーからは「初めての1ヶ月にわたるハッカソンは色々な考え方を知ることができ、大変勉強になった」「初めてのハッカソン、初めての開発言語で苦労もあったがその分成長できたと思う。」という声や「フルリモートでのプロジェクトマネジメントはいつも以上に意思疎通を気にかけないといけない」という学びの共有をいただきました。
※ある学生メンバーの発表資料内における振り返りスライド
今回、自分は参加者としてではなく運営のサポートメンバーとして関わらせていただきましたが、何よりも「社会人の方と競い合う関係性でハッカソンを行える」というところに魅力を感じました。学生はビジネス経験が乏しいためかアイデア勝負に力点を置いてしまいがちですが、社会人の皆様はアイデアだけでなくマネタイズやインパクトの大きさを実際に数字で示されており、大変勉強になったのではないかと思います。もし『テクのこ』に興味を持たれた方はぜひ来年1月開催予定の公開講座「プロジェクト学習」でのハッカソン参加を検討してみてはいかがでしょうか?参加希望者は以下のフォームから申し込みお願いします。
作成:北海道大学文学部4年生 小川凛