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産地直送 北大ブランド通信vol.40 ~新商品日本酒のお知らせ~

2025.04.24
産地直送 北大ブランド通信は、定期的に北大ブランドについて発信しております。
〇新商品北海道大学純米酒「奥智」のお知らせ
北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの水田で育った酒米「彗星」を使用した日本酒が3月24日に発売になりました。
 
【北海道大学純米酒「奥智」】
〇北海道大学×日本清酒の挑戦
 札幌市唯一の酒蔵の日本清酒株式会社には、「ポプラ並木」(終売)、「雪の天使たち」という本学の認定商品がありました。日本清酒が創業150周年を迎えた翌年の2023年、64年ぶりに新蔵を立て直し、この新蔵で北大と新たな取り組みはできないだろうか?と、検討を行っておりました。
一方、本学北方生物圏フィールド科学センターでは、学生実習としてうるち米を栽培していました。とれたお米は、大学内のカフェのメニューに使用し、広報の一つとして活用されていました。しかし「お米」そのものでは量に限りがあり、もっと多くの方に知ってもらいたいという思いから、お米を「原料」として活用することを目指しました。
この二つのめぐり合わせから、北方生物圏フィールド科学センターで原料として作付けした酒米を使用した、日本清酒の新しい樽での酒造りに至りました。
しかし、北方生物圏フィールド科学センターでは酒米の栽培の経験がほとんどありません。日本清酒も自社の契約農家以外の酒米で、いったいどんな日本酒ができるのかは未知数でした。
本学の基本理念には「実学重視」「フロンティア精神」があります。
ほとんど未経験の酒米栽培、初めての酒米での日本酒造りは、まさに本学の基本理念そのものではないでしょうか。
〇日本酒造りで「つないでいく」
北海道大学は2026年に創基150周年を迎えます。
日本酒のラベルとネーミングは北海道大学のこれまでとこれからを「つないでいく」学生から公募しました。次の田植え、日本酒の醸造にも学生に参加してもらう予定です。
酒米作りの田植え、日本酒に必要は綺麗な水は、地球の環境を守り、未来へとつないでいきます。日本酒造りの技術は杜氏によって受け繋がれてきました。また日本の伝統行事には欠かせない日本酒は、日本文化をつないできました。
これら酒造りに本学の未来ある学生が関わることは、本学の創基150周年記念事業のテーマ、Sustainability(150年先の未来を守るために)、Innovation(世界の課題解決に向けて)、そしてDiversity(多様性にひらかれた教育・研究の場)に当てはまります。
北海道大学の日本酒造りは、創基150周年記念事業の一つとして、北海道大学が一丸となって取り組んでいきます。
〇「奥智」について
試験的に本学で作付けした酒米「彗星」ですが、収穫量では足りなかったため、日本清酒の契約農家(新十津川町)で栽培された「きたしずく」を半分混ぜています。次年度は生産量をあげて、すべて北大産の酒米を使った日本酒造りを目指しています。
価格 2,915円(税込)
容量 720ml
アルコール分 16度
日本酒度 +1.4(濃醇辛口)
精米歩合 66%
札幌市にある北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの水田でとれた酒米を使用、札幌市の水(豊平川の伏流水)、札幌市唯一の酒蔵の日本清酒で作られた日本酒を是非ご賞味ください。

商品の取り扱い:

〇千歳鶴 酒ミュージアム(https://nipponseishu.co.jp/chitosetsuru/museum/
お問い合わせ
TEL:011-221-7570
〇北大オリジナルショップ(インフォメーションセンター エルムの森内)
お問い合わせ
TEL:011-717-2944
〇北大オリジナルショップ オンライン:
https://shop.u-hokkaido.com/?pid=184341163
(記事は2025年4月の情報です)
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