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【北大スタートアップレポート第一回】開拓精神の槌音≒ベンチャースピリッツの鼓動

2021.03.01
アントプレナーシップに係わる広報活動の1つとして北大スタートアップレポートが始まりました。本学が実施するスタートアップの取り組みについて様々な情報を広く発信(不定期)していきます。
第一回目は、「開拓精神の槌音≒ベンチャースピリッツの鼓動」として本機構、特任教授の土屋 努氏にお話いただきました。
私たちの母校が創設されてから、既に150年近い歴史が過ぎようとしています。その間、大きな二つの戦争にも見舞われ、かつ様々な社会状況のもとにさらされてきました。昨年発生した、新型コロナウイルス感染症もその出来事の一つかと思われます。元々、社会は大きく変化しているもので、開拓精神とはその変化を乗り切っていく力であり、原動力であったと思います。私たちの先人も大学の誉れを持つとともに、大きな変化に対応してきたことでしょう。21世紀も5分の1が過ぎた今、この時代や次の社会の大きな分岐点に差し掛かっていると感じられます。単に、ものを学んでいくことや、他人の言ったことを丁寧に覚えたり、繰り返したりするという学習は既に過去のものになりつつあると思われます。21世紀とは激動する時代であり、それに向かってチャレンジをするということが、諸君および私たちに求められていることだと思われます。未踏の世界に踏み出し、創りあげていくこととは、開拓の精神であり、現代に置き換えれば新しいものを創っていくベンチャーの使命です。それは、ビジネスの世界だけでなく、学問や研究および日々の生活にも共通することだと思われます。諸君の希望、疑問、憤り、発見、発明が新しい未来を切り開くものです。大自然に囲まれた、北海道および北海道大学はそのスピリッツを学ぶに最適の地です。これから、北海道大学の精神やアントレプレナーシップについて、様々な情報を提供していきます。学生諸君のみならず、それをサポートしてくださる方々や社会の方々にも少しでも、この古くて新しいチャレンジを理解していただきたく、学生たちの眼を通じてメッセージを発信していきたいと思います。
第二回目以降は、本学の学生の目線で発信していく予定です。